コーチは現在では主にスポーツの指導する人を指す意味で使われていますが、その語源は意外でハンガリー語の Kocs (コチュ)という村の名前です。この村が発祥となった乗合馬車の名前が世界中に広がっていきます。各言語でもその名残りが残っておりまして、ドイツ語の Kutche フランス語の coche そして英語の coach がそれにあたります。さて、この乗合馬車の呼び名がどうして現代のコーチを指す意味になったかというと、馬車は目的地に人を連れて行くものですが、学生の指導をする家庭教師もまた生徒を合格まで連れていく人という意味で、家庭教師等をコーチと呼ぶようになったそうです。スポーツの世界でコーチという言葉が使われるようになったのはボート競技が初めてだと言われていますが、現在はスポーツ全般の指導する人をコーチと呼んでいます。
最近ではコーチングの手法はスポーツ以外でも使用されています。コーチングとは相手の能力を引き出すための関わりといえますが、勘違いしてはいけないのは相手を管理して統制することではありません。目標の達成に必要な要素の特定をし、そのために必要な行動や習慣を身につけることができるような質問や会話をして継続的に関わっていくのがコーチングです。これはスポーツに限定されるものではなく、教育やビジネスといった世界にも通用するものです。